グッチのトートバッグは、グッチ創業当時には作っていませんでした。グッチがトートバッグを作り始めたのは、第一次世界大戦後にバッグと靴のお店に転向してからのことです。
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グッチは今や世界的な高級ブランドですが、そのブランドの歴史は1921年、イタリアのフィレンツェで始まった。グッチオ・グッチが創業したお店はヨーロッパの最先端都市の文化を取り入れた、高級皮革製品店でした。主に馬具や旅行かばんなどを作っていました。高品質で、しかも過去のよさを現代に反映させる商品作りのコンセプトはグッチの創業時に生まれたもので、今でも脈々と受け継がれています。品質を保証するために世界で初めてデザイナーの名前を入れて商品を発売した、まさにブランドの元祖です。グッチオ・グッチが考案した自らの頭文字をあしらったGGロゴは1960年代には世界的な高級ブランドとしての地位を確立し、創業者亡き後、二代目アルド・グッチはグッチを急速に成長させ1970年代には世界的なブランドとしての絶頂期を迎えました。しかし1980年代にはグッチ一家の紛争など低迷した時代もありましたが1989年、経営陣を一新、世界中のセレブを虜にし、再び世界のトップブランドとして現在に至っています。
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グッチは今でこそ、ハンドバッグやショルダーバッグをはじめビジネスバッグなど幅広いラインナップを誇っていますが、創業スタート時は貴族や軍人相手の高級馬具専門店でした。1947年にグッチを象徴するバンブー・ハンドルバッグが誕生し、その後ウェビング・ストライプのバッグやメタル・ビットのモカシンなど次々誕生し、その人気と規模は拡大していきますが、まだグッチのトートバッグは登場しません。グッチがトートバッグを作り始めたのは、第一次世界大戦のあと、バッグと靴のお店に転換を図ってからです。グッチのトートバッグの多くには、グッチのルーツといえる伝統の馬具をイメージした、革のベルトがついているのが特徴で、そのデザインと伝統ある製造技術の評価は抜群なものがあり、欧州のトートバッグブランドの中でも、ダントツに人気が高く、わが国はもとより、世界中で愛され続けています。グッチのトートバッグにも素材のよさ、丁寧な縫製などハイクオリティのグッチの精神が注入されているのです。
トートバッグとは、もともと携帯という意味の「トート」を語源とし、水を入れたり、物を入れて持ち運ぶ簡易な袋のことでした。本来の用途はキャンプなどで水を運ぶための袋であり、丈夫で厚みのある生地が使われ防水性や通気性に優れたものでした。シンプルなつくりが特徴で、持ち手も丈夫な綿で縫いつけた形が一般的でした。しかし最近はトートバッグというとファッション性の高い、出し入れしやすい簡単なものいれとして位置づけられ、グッチをはじめ多くの人気ファッションブランドから販売され、すっかり生活に溶け込んでいます。そんな中でもGGキャンバスを使用したグッチのトートバッグの人気は高く、グッチのバッグらしくカジュアルでシンプルでありながらも、気品ただよう雰囲気はオシャレな女性たちの心を掴んでしまったようです。ショッピングバッグとして、スクールバッグとして、様々な素材やデザイン豊富な、グッチのトートバッグ。いろんな生活シーンにあわせてぜひいくつか持っておきたいですね。